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プロジェクター

2003〜2004年頃
使用機種
私が使用しているプロジェクターはソニー製VPL-HS10シネザという透過型液晶方式のプロジェクターです。
価格的に手を出せるのは透過型液晶方式しかないと思っていました。
シャープXV−Z90SなどDLP方式でも価格が安い製品もありましたが、画素のアスペクト比が4:3でDVD映画を見るにはやはり16:9にこだわったのであきらめました。(お店で見比べると黒の階調表現が液晶よりいいので迷った)

透過型液晶方式ではサンヨーのLP−Z1とパナソニックのTH−AE200もなかなか捨てがたい機能を備えていたのですが、画素数の多さでVPL−HS10に決めました。
プロジェクターなので環境の許す最大限のサイズで映像を映したかったのでできるだけきめの細かさを重要視しました。
大画面を近くでみて映画館の雰囲気を味わいたかったのです。
SONY  VPL-HS10
使用感
私は通常横幅2mのスクリーンいっぱいに映像を映しだし、3m位離れて視聴しています。
液晶のドットというか格子はぜんぜん気になりません。
どちらかというとスクリーンのたるみとか波打ちの方が気になります。

雑誌などの評価には緑色にかぶり気味になるとかかれていました。
確かにお店で他の製品と見比べると緑色がかっていましたが
備え付けのマゼンダ色のレンズフィルターで緑を押さえるとほとんど気にならなくなりました。

ただ薄暗いシーンなどの暗部の様子がブラウン管テレビよりわかりづらいです。
機械の排気音なども気になるといえば気になりますが映画の音がしだせばこれも全然気にはなりません。
リモコンの操作も複雑な設定をするにはマニュアルが必要ですが、通常の使用では問題ないと思いますというかON、OFFしかしないのでへへ。

上を見ればきりがありませんが、私はこのHS10で十分満足しています。
2倍、3倍の金額を出して黒い色の表現がよくなったとしてもテレビ(ブラウン管)の黒には勝てないのですから、それに高い機械の性能を引き出すにはそれ相応の環境を整えなければ差が無くなってしまうと思います。

ただプロジェクターは今性能がどんどんよくなってきています、HS20という後継機になっているし価格が一緒でも使い勝手や写りがよくなってきているようです。





アニメの青空のシーンを
10cmの距離から撮影した。
 
150cmの距離から撮影。

30cmの距離から撮影。

設置方法
はっきり言って不格好ですが、天井からつり下げ式です。
メーカー製天井つり金具は高価で(5〜6万円)つり下げ位置が私の思っているよりも下の方にセットできなかったのであきらめました。

しかしつり下げ金具ははっきり言って高すぎると思います。
メーカーは(どこのメーカーもほぼ同じ値段)自社でこの金具を作っているのか、下請けに作らせているのか知りませんが、受注生産なみの数しか制作していないのでしょうか。
そう思わせる価格だと思います。

右の写真を見てもらえばわかるように、ワイヤー3本でつり下げています。
プロジェクターが揺れるように思われますが、全然揺れを感じませんたぶん上映中排熱ファンが回っていても揺れていないと思います。
確かにさわるとプロジェクターは動いて揺れ出しますが少し時間がたつと揺れは収まります。
つり下げ式の蛍光灯をひもを引っ張ってつけたときは、揺れていますがいつまでも揺れていないのと同じ理屈です。
しかも3点でつっているので揺れに対しては強いと思います。

なぜワイヤーでつり方法を採用したかというとまず第一に金額です。
材料代すべてで5000円かかっていないと思います。
第二にプロジェクターを低い位置にセッティングしたかったからです。
HS10はVキーストンという機能は付いていますが、レンズシフトという機能が付いていないので、好みの位置に映像を映し出すには本体の位置を動かすしかないのです。
(注)HS10にはサイドショットとVキーストンという機能があり本体の位置にあまり左右されずに映像を映し出すことができるが、その場合ある程度画質の劣化を覚悟しなければならない。


まずねじ釘式のフックを天井の梁がある部分を探して打ち込みます。
HS10は質量約5.4sなので一本のフックに2s弱の力がかかります。
フックはその力に耐えられるくらいのものを使いました。
当然ワイヤーもその重量に耐えられるものです。






ワイヤーの下には右の写真の金具(名前がわからない)をつけます。
この金具は真ん中の部分を回すと伸縮するようになっています。
これを3本のワイヤーのうち2本に取り付けます、そうすることによって前後左右の水平を微調整できるようにします。
右の写真を見てくださいわかりづらいですが、HS10本体を直接つり下げているわけではありません,。
3ミリ厚のアルミの板を介してつり下げています。
なぜそうしたかというと、HS10本体のつり下げようねじ穴は前方に1ヶ後方に2ヶの3ヶ所でした。
天井の梁の関係上 前方2ヶ所後方1ヶ所でつり下げたかったからです。
またアルミの板を介したことによってセンターにリングを着けることができました。
これが視聴しないときジャマにならないようもっと高いところにつり下げるためのリングになりました。
視聴時のHS10本体の高さは私のあごの位置にあり、使用していないときにこのままだとジャマでしょうがない。
右の写真のように黒いフックでさらに高いところにつり下げています。
これで日常生活、頭をぶつけることはありません。

しかし見栄えはよくありません。
これを見た女房は何もいいませんでしたが、「なんだこれは」という顔をしていました。たまたま機嫌がよかったので殴られませんでしたが、機嫌が悪いときだったらどうなったかわかりません。こわー

最後にHS10本体が水平になるようにします。
いろいろなやり方があるでしょうが、水平器があると便利ですし微調整がやり易いと思います。
ホームセンターなどで購入することができる小さい水平器で十分です。
その水平器をしかるべき場所におきます。(右の写真水色の矢印)
2本のワイヤーにつけた引っ張り金具をまわして水平になるように調整していきます。
ワイヤーが3本なので簡単に水平は出ます。
見てくれは悪いですが、天井つりプロジェクターの出来上がりです。

アルミ板の中央のリングに電動ウィンチをつけて天井に穴あけて収納できるようにすれば完璧ですね。ハハハ 

とにかくねじくぎ式フックを3ヶ所天井につけるだけで天吊りはできます。
高重量のプロジェクターでは試さないでくださいね。


水平器
水平器いろんなタイプがありますが、
これ位ので十分です。



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